HSPさんは仕事選び、そして、長く同じ仕事を続けることが難しいですよね。
苦手なことがいっぱいあるし、なんといってもすぐ疲れちゃう!
どんな仕事なら無理をせずに長く続けられるんだろう・・・
そんなふうに悩んでいるHSPさんへ、22の職場で15の職種を経験してきたテルがイヤなことを避ける仕事選びを提案します。
仕事選びをする前に考えてほしいこと
具体的な仕事選びをはじめる前に、一度立ち止まってよく考えてみてほしいことがあります。
HSPのあなたが仕事をする目的は?
あなたが働く目的はなんでしょうか?
- 生きていくのにお金が必要だから。
- 生きがいややりがいを求めているから。
多くの方はこの2つのどちらか、あるいは両方ではないかと思います。
両方に当てはまる場合は、自分にとってどちらがより重要か考えてみてください。
生きがいがいちばん大事なら、もしかしたらこの記事はあまり役に立たないかもしれませんm(__)m
でも、お金のほうがより大事な目的ならぜひ読み進めてみてくださいね。
最初から天職探しをしない
生きていくには、まずある程度のお金が必要ですよね。
自分が生きていくのに十分なお金を稼げて、かつ、自分にぴったりの天職。
それってどんな仕事でしょうか?
最初から天職が分かってる人って少ないと思います。
今は転職も特別なことではないし、フリーランスとして働いたり、起業したりすることもできます。
「イヤじゃない仕事」を続けているうちに「もっとスキな仕事」が見えてくるかもしれませんよ。
まずは「やりたい仕事」や「天職」にとらわれずに仕事探しをしてみることをおすすめします。
HSPであるあなたが生きていくのに必要なお金はどのくらい?
実家で暮らしているのか、ひとり暮らしなのか、一家の大黒柱なのか、補助的にお金を稼げばいいのか
20代なのか、50代なのか、地方で暮らしているのか、都心部で暮らしているのか・・・
その人の置かれている状況で必要なお金って変わってきますよね。
一度じっくりと自分に必要な収入はいくらなのか計算してみてください。
パートに出たい主婦だとこんな感じでしょうか。
- 夫の収入だけで暮らせているけど、これから子どもの教育費がかかってくる。
- その費用を貯めるにはあと月〇万円くらい収入が欲しい。
この金額はひとりひとり違うのであなたにしか分からないはずです。
もしかしたら、シンプルな生活で満足できるHSPさんにはそれほど多くの収入は必要ないのかもしれません。
給料にとらわれてハードワーク&ブラックな環境の職場に就職するとHSPさんはつぶれてしまいます。
HSPの仕事探しはイヤなことを避けることから
ネットでHSPの適職を検索すると、人を癒す仕事、動物に関わる仕事、クリエイティブな仕事などがよく出てきますよね。
でも、そういう仕事には興味ない!ってことけっこうありませんか?
テルは上に挙げた3つともできません(^_^;)
例えば、カウンセラーといわれても資格もないし、境界線が薄いのでクライアントのツライ気持ちを取り込んで自分が落ち込んでしまいそうです。
動物はどちらかというと苦手だし、芸術系の才能もない。
HSPの特性からいろんな職業が適職として挙げられています。
でも、人によって向き不向きもあるし、資格やスキルの有無によってもできる仕事は違ってきます。
一般向けの情報に惑わされずにもっと精度をあげて、より自分に合った仕事を見つけるためには自分がイヤなことをしないことが大切です。
イヤなこと、したくないことをリストアップしよう!
HSPさんは人よりできることもたくさんありますが苦手なことも人より多いので
苦手なこと、イヤなこと、したくないことをぜんぶリストアップしてみてください。
例えば、テルが今までしてきた仕事の中でイヤだったものにはこんなものがあります。
飲食店での接客
学生のころファーストフード店やレストランでアルバイトをしたことがありますが、テルが経験した仕事のなかでいちばん向いてなかったし、いちばんイヤな職種でした。
何がHSPに向いてないかというと、まずはお客さんに接するということそのもの。
毎日、不特定多数の人を接客するというのはHSPにとってなかなかのハードルですよね。
そして、いちばんツライのはお客さんの多い時間帯の忙しさ。
それから、飲み物を運ぶときにこぼしちゃうんじゃないかというプレッシャーも地味にイヤでしたね。
HSPは一度にたくさんのことをこなすのが苦手な人が多いと言われています。
あなたもそのタイプなら飲食店の接客業はやめておくほうがいいでしょう。
外回り
事務仕事と外回りが半々という仕事を3年ぐらいしていたことがあります。
事務仕事はスキだったんですが、外回りが苦痛で・・・
なにがイヤだったかというと、はじめての遠い場所に車を運転して行くことです。
テルは運転も苦手だし、方向音痴だし、お客さんと接するのも好きじゃないしで
可能な限り外回りが少なくて済むようにスケジューリングしてました。
HSPさんの中にも運転が得意で道にも迷わないって人はいると思うので
お客さんに接する必要の少ない職種であれば外回り自体は意外と自由で楽しいかもしれません。
コワイ先輩がいる職場
自分にキツク当たってくるお局様のいる職場。
学生時代のアルバイトで男子学生にはニコニコ接するけど、わたしにはニコリともしないし話しかけてもこないという社員がいたことがあります。
ほとんど話したことがないのになぜ嫌われたのか今でも分かりません。
HSPさんはこういうイジワルなタイプのターゲットになりやすいと本で読んだことがあります。
バイトだったらさっさとやめるほうがいい気がします。
テルはこのバイトは2か月で辞めました。
でも、できるならこういう職場は事前に避けたいですよね。
大企業だと社員数が多すぎてすべてのトラブルメーカーを事前に避けるのは難しそうです。
だけど、逆に小さい会社であれば働いている人数も少ないと思うので
面接のときに「職場見学させてください。」とお願いして働いている人の様子チェックをさせてもらうのも一案です!
HSPさんは細かいことを敏感に感じ取ることができるので、表情やあいさつの仕方などからイジワルな人を見分けられるのではないでしょうか。
面接では緊張しがちですが、できるだけ冷静に社内を見渡してみてくださいね。
在宅で締め切りのある仕事
在宅で仕事をしたことが何回かありますが、締め切りが気になって気になってたまりませんでした。
会社勤めの締め切りはそれほど気にならないのに、フリーだったからでしょうか。
出かけていても他のことをしていても、ずーーーーーっと仕事のことが頭から離れないんです。
なんなら納品するまで他の予定を入れたくないぐらいの気持ちでした。
プレッシャーに弱いHSPテルは納品するまでリラックスすることができませんでした。
ルールを守らない社長が経営している会社
社会のルールを無視しがちな社長が経営している会社で働いたことがあります。
「これ、先方に確認してから進めないといけないんじゃないかな。」と思って社長に確認したら「大丈夫、大丈夫!」と返されました。
そして、しばらくしてから「先方からクレーム入ったから、その仕事ストップして。」と言われました(-.-)
良心的と言われる真面目なHSPにとって、もやもやするシチュエーションです。
この仕事は派遣で契約期間が終了するころに直接契約を持ちかけられたのですが、もちろんお断りしました。
小さい会社の場合は社長のキャラクターが会社全体に影響します。
派遣会社の営業さんやハローワークの担当者さんにどんな経営者なのか聞いてみることで
事前にこういう会社を避けることができる可能性が少し高まります。
また、小さい会社なら社長さん本人が面接官ということもままあることなので
やたらビッグマウスだったりしないかチェックしてみてくださいね。
机が窓に向かって置かれている職場
ある会社で働いていたとき窓に向かって机が置かれていたんですが、まぶしくて仕方なかったです。
でも、それを言っても周りには理解してもらえず、わがままだと思われるだけでした。
HSPは光、音などさまざまな刺激に敏感なので、仕事を決める前に職場の環境をチェックするのも重要ですよね。
この会社の面接は、まぶしい配置の机のすぐ近くで行われました。
なのに、テルは机の配置を見逃してしまっていたんです。
HSPさんは面接などのいつもと違う場面では緊張して舞い上がってしまいがちですがじっくり周りを見渡してみてください。
採用された場合、どの部屋で働くのか聞いて見学させてもらえるとベストですね。
長時間労働
窓向き机と同じ会社の話ですが、仕事自体はスキでしたがとにかく忙しくて長時間労働でした。
最高24時間勤務したことがあります。1回だけですけどね。
月~金は終電またはタクシーで帰宅、本来なら休みのはずの土曜日は夕方まで勤務、
日曜日だけが休みという日々を2年以上続けたら心と体を壊しました。
人より疲れやすくて休息が必要なHSPが絶対に避けるべき職場No.1ですね!
プレッシャーのキツイ仕事
スキなんだけど「失敗できない、失敗したくない」というプレッシャーを感じる仕事をしていたことがあります。
フリーで締め切りのある仕事のときに感じていたのと似たようなプレッシャーでした。
もっと実力と自信をつける努力をすればよかったと今は思います。
その仕事はいろいろある業務の中のひとつだったし、他の業務もスキだったので最後まで続けることができました。
でも、仕事内容もキライでプレッシャーもキツイということなら即逃げですよ!
イヤなことがなければ仕事は長続きする
仕事内容、職場環境の両方について、自分のイヤなことをリストアップしてそれらを避けた仕事を探してみてください。
職場環境は入ってみないと分からない部分もありますので、面接のときに最大限の注意を払って周りを見渡してみましょう!
可能な限りイヤなことを排除した仕事であれば長続きするはずです。
特別好きなことじゃなくても、イヤなことがなければ辞める理由はないですもんね。
あなたにぴったりのお仕事が見つかりますように☆
- 自分に必要なお金はどのくらいなのか計算してみる。
- 仕事内容と職場環境についてイヤなことをリストアップ!
- 自分に必要なお金が稼げる、イヤじゃない仕事を選ぼう。